英語リスニングの向上に,シャドーイングが最も効果があると唱える達人は多いです。
それはなぜでしょうか?
この記事では,その理由をわかりやすく説明します。
シャドーイングとは?
シャドーイングとは、英語を聞きながら、すぐあとについて発音を繰り返す練習方法です。
英語の意味の理解は別として、英語の音自体を聞き取れていないと、あとについて発音することはできません。
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シャドーイングがリスニング強化に効果がある理由
リスニング強化にシャドーイングがなぜ効果があるのか?
それは次の理由からです。
紙も不要でこまめに長く続けられるから
リスニング強化は、一朝一夕にはできず、どれだけ英語に長い時間浸れるかが勝負です。
ディクテーションのように紙と筆記用具を用意して、机に向かって行う必要はなく、例えば洗濯物を干しながらネットのBBCラジオをかけっぱなしにしておき、ながらでシャドーイングをすることもできますので、結果的に、英語を聞く時間数が多くなります。
また、ストレスも少ないので、モティベーションも湧きやすいです。
ちょっとしたスキマ時間に、場所を選ばずスマホでシャドーイングしてTOEIC対策もできる定番のアプリです。
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日本語に訳さず英語のままイメージする訓練になるから
これが本質的な理由です。
つまり、英語のリスニングができない大きな理由の一つに、「英語の音自体をよく聞かず、日本語訳を考えてしまい、スピードに取り残される」、ということがあります。
シャドーイングをしている間は、日本語を頭に浮かべる暇はほぼないため、言わば、意味がわかろうがわかるまいが、英語の音自体を注意深く聞くよう、そして日本語に訳さずに聞き取るよう、矯正することになります。
ネイティブスピーカーは、もちろん日本語に訳すはずもなく、英語を英語のままで話したり聞いたりするのでスピードが速いわけです。
日本語を介在させれば、スピードについていけないに決まっています。
英語の音は、発音された途端に消えていくので、聞いたハナからシャドーイングしていけば、返り読みもすることなく、元の英語のスピードのままでイメージしていくトレーニングになるわけです。
しかも、英語の子音や母音を集中して聞き取る訓練にもなります。
シャドーイングを続けることで、別の記事で書いた,脳の中の、日本語を処理する部位とは異なる英語処理の部位=英語脳が作られていきます。
また、既存の音声などでシャドーイングするのに加え、日本語を毎日しゃべるのと同じように、オンライン英会話などで片言でもいいので実際に英語を口に出すことが、楽しく英語脳を作っていく秘訣です。生きた会話は楽しいですし。
筆者はこのオンライン英会話レアジョブで少しずつ会話をしながら、講師のしゃべる言葉の意味がわからなくても口の中でモゴモゴと、かすかな声でシャドーイングしていたら、2ヶ月経った頃にはネイティブスピードの英語をだいたい聞き取れるようになっていたという経験があります。
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自分に合わなければすぐキャンセルできますので安心です。
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