【簡単】英語リスニングのたった2つのコツ :上級者と初心者の違い

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(学習者Aさんの悩み)

勉強してもしても英語リスニングがなかなか上達しないけど、上級者はどうやってネイティブ英語を聞き取ってるのかなぁ? コツを知りたいなぁ〜

こんな悩みに応えます。

(この記事でわかること)

英語リスニングについて、上級者と、中級者・初心者と比較しながら、次の2つのリスニングのコツを解説します。

  •  上級者は、ネイティブ英語のリンキング、リダクション、フラッピングなど音声変化を知っていて、単語一個一個でなく塊で聞いている。
  •  上級者は、日本語を排除して、英語を英語のままで、文章の頭から順にイメージしている。

(記事を書いている私は、)

英語翻訳・通訳案内士の業務に従事しながら、日本人のリスニングの弱点を研究し、リスニング上達のための科学的な勉強法の共有を図っています。

英語リスニングのコツ2つ【簡単】

上級者は、ネイティブ英語のリンキング、リダクション、フラッピングなど音声変化を知っている

リンキング(リエゾン)

リンキング(リエゾン)とは、1つ目の単語の「最後の音」2つ目の単語の「最初の音」が繋がることです。

■ 子音+母音

but I は、バライ と発音されます。

■ 子音+子音

touch your hands
タッチョア 

リダクション(脱落)

リダクション(脱落)とは、特定の音が聞こえなくなる(弱くなる)ことです。

■ 「最後の子音」が破裂音のとき

hot day

ハッデイ

It’s good.

は、

イッツ グッ

最後の破裂音の子音 d は、d の口になって終わるだけで、音は発せられないことが多いです。

■ 接続詞、代名詞、前置詞、冠詞

meat and fish

ミールンフィッシュ

■ h (him、herなど)

in  her room

just like him
ジャスライ

フラッピング

「T」の音「LとDの間のような音」に変わること。

It seems like you’ve got a lot of things to do today.
アラ

【音声変化の文章例】

例えば、

I’m going to 〜

というのは、学校で習ったままだと、

「アイム ゴーイング トゥ」 

という音のイメージが頭の中にあるため、ネイティブの発音を聞いたとき聞き取れません。

なぜなら、ネイティブは、

「アイムガナ」

としか発音しない場合がほとんどだからです。

「アイム ゴーイング トゥ」と

「アイムガナ」

は、全く音が異なります。

この単語の連なりはこう発音されるんだということを知らない限り、いくら聞き流しを続けても聞き取れるようになるはずがありません。

私はある時期に、「英語もフランス語のように、単語と単語のリンキング(リエゾン)をきちんと学ぶべきだ。」と気づいてからは、リンキングやリダクション(脱落)などの音声変化を数多く覚えこみ、一文ずつ何度も発音練習するようになり、リスニングが飛躍的に上達しました。

自分でもネイティブみたいにマネて何度も発音練習してみるのがコツです。

自分で言えるようになった音は聞き取れます。

ネイティブ英語、特に米語では、単語はたいてい次の単語とリンキングし、音が全く変化します。

リスニング上級者はコレを知っていて、また慣れていて、単語の連なりや意味のつながりを一つの塊として聞いています。

他方、初心者や中級者は、学校で習った単語単体の発音をイメージしながら、ネイティブ英語を、一つ一つの単語ごとに聞き取ろうとします。

前述したように、ネイティブ英語では、単語どうしがつながって音はもはや全く異なるものに変わってしまっていますので聞き取れません。

繰り返しになりますが、単語一個一個ではなく、上級者のように、変化した後の音を、塊で聞いていく必要があります。

リンキング、リダクション、フラッピングの音をたくさん脳にインプットし、また、そのとおり喋る練習をすることが効果があります。

リンキング、リダクション文例集、発音練習の記事(音声付き)は、こちらです。 発音練習してみてください。ネイティブ英語への違和感がなくなり、劇的にリスニングが上達します。

聞き取れないネイティブ英語を20回ずつ発音練習する!【音声付き】

上級者は、日本語を排除して、英語を英語のままで、文章の頭から順にイメージしている

音は聞き取れたとしても、理解のスピードが追いつかず、聞き取れないというパターンもあります。

こういう場合は英語処理スピードを上げる必要があります。

処理スピードが遅いのは、英語を聞いて、一回一回頭の中で日本語に訳し、その日本語で意味を理解しようとしているという場合が多いです。

ネイティブは英語をそのままイメージしているのですから、そのネイティブのスピードについていけないのは当然ですね。

この日本語に訳す癖を矯正するのはなかなか骨が折れます。

これを矯正するには何がいいか?

ずばり、シャドーイングです。

なぜか?

それは、聞いている英語にすぐ続いて、自分でその英語を口に出して発声することによって、頭の中に日本語を浮かべることを防止していけるからです。

英語のまま、イメージすることが大事です。

イメージできた範囲だけでいいと開き直ることがコツです。

※ シャドーイングの方法など

⇒ シャドーイングに関する記事はこちら

まとめ

以上見てきたように、

・ 学校で習った英単語の音のイメージを捨て去って、ネイティブが普通に発音しているリンキング、リダクション、フラッピングした音の塊をたくさん頭にインプットして、自分でも発音練習すること

・ 英語を聞いている時いちいち日本語に訳さないで、英語を文頭から順にイメージしていくこと。言ってみれば、「考えず、感じる」こと。

がリスニングのコツです。

他にもコツはあるかと思いますが、私の経験の中でリスニングが一番上達したのは、この二つの原則を見出してからでした。

参考になったでしょうか?

是非、下の参考記事などで発音練習などをトライしてみてください。

目から鱗といった感じで、リスニングが上達すると思います。

リンキングなどの発音練習ができる参考記事はこちら

 

ネイティブ英語を聞き取れない原因ごとに、リスニングが上達するコツや勉強法を総合的に解説した記事はこちらです。

【楽しさが大事!】聞き取れない原因ごとの英語リスニング勉強法、上達のコツ

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