社畜・奉仕者でキャリアアップし、辞めても稼げる理由【英語とWeb制作】

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社畜を辞めたいと思っている人はとても多いです。社畜という言葉は好きではありませんが。
会社で嫌なことがあったり、少し困った上司に仕えていたりすると、あーもう辞めたい、限界だ、と思ったりしますよね。
あるいは、仕事量が多すぎて、仕事が期限までに終わるかという心配を常に抱えているとか。営業ノルマのプレッシャーに押しつぶされそうになっているとか。

自分もそういう心配や苦労をしながら34年間公務員として過ごしてきました。

振り返ってみて、目標としていた地位までなんとか行けた大きな要因として、英語のスキルを10年ほど前に獲得したということがあります。

私は企画・産業系の仕事が好きで、少しずつ自己ブランディングしてそちら方面のセクションへの配属を目指してきたのですが、あるとき思い立って英語を学び始めてからキャリアアップの流れが加速していきました。

当時、県政の重要な課題であった「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録という英語力必須の仕事に突然配置換えになったのです。

風の噂では、企画系の能力だけではライバルも多かったが、ある程度のTOEICスコアも持っていたことが決め手になったとか。

仕事で英語を使うことはほぼないだろうけど、県を辞める事態になることもないわけではないから一応学んどくかぁ、と不純な動機で学習し始めた英語が実際に県庁の中で役に立つことになりびっくりしました。

とりあえず行動はしてみるもんだなーと思いました。

その後、キャリアアップが少しイージーモードになり、あっという間に時が過ぎ、定年まであと3年というところでのっぴきならない事情があって、34年間勤めた某県庁を辞めることになりました。

周りに非常に申し訳ないという思いと、長年苦楽を共にした職場を去る寂しさと、ほんの少しの達成感を道連れに、フリーランスへの道を歩き始めたところです。

雇われ生活を辞めた今思うことは、実際に世の中にニーズのある、いわゆる食えるスキルを身につけていないと、どん底に転落しかねないということです。

リード文なのに長すぎるので、続きはのちに述べますw

 

この記事では、仕事を辞めたいと思っている人、キャリアアップや転職をしたい人向けに、私自身の生の経験から確実に言えることだけを述べていきます。

こういう結論を先に述べたらいけないのかもしれませんが、スキル分野を確定すること自体が一番難しいと実感していますので、参考になればという思いです。

 

[この記事を読めばわかること]

  • 社内での昇進や転職など、雇われベースでのキャリアアップに最も効果のあったスキルは英語だった
  • 仕事を辞めた後の起業には英語はあまり役に立たず、一番使えるスキルはWeb制作のプログラミングとWebマーケティングだった

では行きます!

仕事辞めたいときは英語かプログラミングのスキルを学ぶと良い

仕事辞めたい、社畜を抜け出したい、今の会社か転職でキャリアアップを図りたいという人は、まずスキルを身につけた方がいいです。

丸腰ではなかなか道は開けません。

戦える武器があると、たとえ今の会社に留まる場合でも自分のペースに持って行きやすくなりますし、転職する場合、なおさらチャンスが広がります。

 

具体的なスキル分野については、私の経験からは次のものをおすすめできます。

個人の見解ではありますが、ある程度一般則でもあると思います。

 

  • 起業しない人は、英語を身につける
  • 起業する人は、Web制作のプログラミングとWebマーケティングのスキルを身につける

 

以下、それぞれ解説します。

昇進や転職などキャリアアップには英語スキルを身につけるのが効果的

転職サイトを見ると一目瞭然ですが、TOEIC750点以上、英検準一級以上を持っていると、求人がたくさんあります。

今やどの企業も世界経済と無関係でいられなくなっており、情報収集や事業活動に英語を使う場面が増えつつあります。それに伴って英語スキルを持った人材へのニーズはますます高まっています。

転職を考えている人は、希望の企業の書類選考を通り、面接を受けるチャンスを拡げる必要があります。

また、採用された後も社内で有用な人物になってキャリアの階段を上がっていく必要があります。

そのために、英語スキルはとても役に立ちます。

また自分の例になりますが、英語のスコアや資格を持っていると人事の自己申告の書類にそれを記載できます。取得年月日なども書きますので、「最近も勉強してるんだな」などと評価してもらえたりします。

業務遂行能力や努力する力の証明書代わりに使えます。

そして先に述べたように、実際に英語を使うセクションにも異動できました。

人事という受動的な事柄を、自分の行動によってある程度能動的なものへと変えられたわけです。

 

一度このスパイラルに入れれば後のキャリアアップも楽になります。自分のブランディングが定まってくるからです。

TOEICなどの資格が自分の代わりに人事サイドにアピールしてくれていた感じです。

もしTOEICスコアを持っていなかったとしたら、世界文化遺産登録のミッションに配置されることもなく、その後の昇進もさほどなかったと、今振り返れば思います。

そのくらい英語は身を助けてくれました。

加えて、英語で外国人と自由に喋れるようになったこと自体、自分の人生をとても豊かにしてくれました。英語を英語のまま理解する英語脳を作りコミュニケーションスピードを上げていくという過程においてはオンライン英会話でのアウトプットが最も効果的でしたが、今でも日常の楽しみとしてオンライン英会話を続け、大陸を越えた雑談を楽しんでいます。

英語学習にはこのオンライン英会話以外何もいりませんでした。わからない言葉は、チャットボックスで講師に日本語ででも聞けばいいからです。

起業して独立する際にはWeb制作プログラミングとWebマーケスキルが役に立つ

公務員を急に早期退職し、自力で収入を得ないといけなくなって、慌てて自分の持っているスキルを洗い直しました。

まず、英語は起業にほぼ役に立ちませんでした。プロの通訳レベルでもない限り、なかなか時間当たりの収益が上がりそうにありません。雇われるのとはわけが違います。

仮に学習教材を作ったとしても、図抜けたレベルにある人か有名人でもない限り売れませんし、翻訳も案件単価は一般にさほど高くありません。

塾を開業するのも、相当な規模でない限り収益効率性は低い。塾講師にいたっては、大学生のアルバイトレベルの単価です。

組織内であれほど役に立った英語のスキルが全く役に立ちませんでした。

 

そこで、インフルエンサーたちの主張を分析して、まずはWeb制作のコーディングスキルを高めることを決意しました。

 

Web制作の仕事の主な利点は次のとおりです。

  • 学習していない人にはできない仕事であり、案件単価が比較的高いこと
  • Webマーケティングの仕事につながり、クライアントの収入増にさらに貢献する道が開けること

 

これまでもWeb制作系言語はある程度学んでいましたが、プロレベルになるまで短期集中で頑張ろうと決め、1日10時間ぐらい勉強しました。

元々作曲やアレンジ、音源プログラミング(打込み)を、超複雑な専門ソフトCubase10で長年やっていて、隅々まで操作を習得した経験があったのが活きました。物事を学ぶには自信が必要だと思います。

ロジカルシンキングや科学、芸術が好きなことも有利に働きました。Webデザイン系の言語のコーディングだけでなく演算系のプログラミング言語、それにアーティスティックなWebのデザイン理論にも馴染めます。

これは天職だなと確信しました。

もっと早く学べば人生が少し気楽になったのにと思いながら、これからの人生を少しイージーにするため必死に勉強しました。

 

勉強の手順としては、私はまず全体を俯瞰してみることが大事だと思っていて、入門書をザッと読んで全体像を頭に入れてから、もう一度通り、さらにもう一度通りつつ、細かいコーディングを解読していきました。

たいていはスタバかシアトルズコーヒーで勉強します。w

家にいると気が滅入るからです。

程良い雑音や好きな洋楽、そして同じく勉強に熱中している人たちに囲まれながら、ひたすら解説書を読みまくりました。そして家に帰ったら、少しづつコーディングします。

 

結局は手を動かさないとダメです。

なぜなら、プロとして仕事をするときは、トラブったときにどうリカバーするかが大事になりますが、書物だけ読んでいては、つまずく経験ができないからです。

あとがないという気持ちで必死にスキルを身につけていきました。

そしてある程度案件をこなす自信が出てきたところで仕事を探しました。運良く一件仕事をいただけたときは人生の中でも最大級に嬉しかったです。

それからはその仕事にフルコミットしました。人生の転機を救ってくれた神聖な仕事だという思いで。

Webサイトを作りながら関連のコーディングの学習もして、スキル習得スピードも爆上がりでした。

 

そしてこのフェーズでは、これまで自分で英語学習ブログを設置・運営してきた経験が役立ちました。どういうサイトを作ればSEO的に有利なのか、サイト制作後にGoogle検索上位に行かせるための記事投稿がしやすいのかなどをイメージできたうえでサイト制作をするのとそうでないのとでは、明らかに差が生まれます。

Webサイトの良し悪しは見た目のデザインだけではありません。クライアントの収入増・メリット増につながっていくことが大事です。

 

そこを意識しながらWebサイト制作できるエンジニアはまだ少ないですので、自分はそれを付加価値にしたいと思っています。

自分はブログ運営の実践を通してSEO施策のやり方やSEOライティング、セールスライティングのスキルを身につけました。関連動画も相当見て勉強しました。

ブログはスキルのデパートと言えるほど様々なスキルの集合体です。

デパートという単語自体、少し昭和な感じですが。w

 

ですので、仕事を辞めたい人には、とりあえずブログを立ち上げることもおすすめします。

個人ブログはオワコンだという意見は無視した方がいいです。

なぜならブログを運営すると、目先の儲けよりもっと大きな資産(assets)、すなわちSEO、Webマーケティング、セールスライティングなどのコアスキルが身につくからです。

後から収入を生んでくれます。

 

コロナの影響もあって多くの企業がオンライン対策をしないと生き残っていけなくなりつつあります。それに伴いWebサイト制作へのニーズはますます大きくなります。Web制作エンジニアも増えつつありますが、質を高めれば問題ありません。

 

ただ、受注の仕事は労働時間との相関性が高いですので、もっと上流のWEBマーケティング寄りの仕事にシフトしていくことも重要です。

例えば、サイトを作った後にそのサイトにSEO記事を投入するに当たってその作業やコンサルティングをある程度させてもらい、その分、SEO効果を早く上げ、収入増を確保することなどです。

行動心理学を駆使したセールライティングのスキルも磨き、クライアント企業の苦労の結晶である商品やサービスをますます広められるよう何とか貢献したい、という意識が大事だと思っています。

サイト制作の技術論だけでは、そのうち淘汰されます。

 

まとめ

以上見てきたように、筆者の経験から確実に言えることは次のとおりです。

  • 英語スキルは「雇われ」ベースでのキャリアアップ、昇進に大きく役立った
  • 仕事を辞めた後、一番使えたスキルはWeb制作プログラミングとWebマーケティングだった

とにかく、人生を変えようと思うならぐずぐずと案じていないで行動することだと思います。

行動すれば、次に行動すべきことが見えてきます。

成長し続ける過程そのものが楽しいと思いませんか?

 

Web制作のフロントエンドのプログラミングスキルやWebマーケティングのスキルの習得に興味のある方は、スクールで手早く体系的に学ぶというのも選択肢です。

スキルが身につけば費用は回収できますので、実質上の出費は知れています。

※  筆者は某県庁に、地方上級行政職で入庁して以来、34年間職務に精励し、途中、嫌な上司に当たり辞表を出したりしながらも、なんとか乗り越えて定年3年前の時点でありがたいことに本庁部次長級まで昇進した経験を持っています。
次のことについては、経験に基づく助言・コーチングができますので、ご希望の方は問い合わせメールからお送りください。ご質問のみも承ります。秘密は厳守いたします。
今までの私の人生経験を生かしつつ、お一人お一人の目標達成に寄与することで、これからの人生を社会のために捧げていきたいと思っています。
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