あれこれ英語勉強法を試してるけど、なかなか聞き取れるようにならない。
そう思っている方はたくさんいると思います。
ネイティブは毎日英語で生活しているのです。日本人は、英語に触れる時間数を多くしないと、英語が聞き取れたり、表現の微妙なニュアンスが分かるようにはなりません。
この記事では、英語翻訳者の私自身の経験から、日常で英語に触れる機会をできるだけ多くするアイデアをご紹介します。
徹底的に「英語で生活」する(勉強ではなく)
英語を流暢に操れる英語ネイティブは、身の回りに英語が溢れている環境に生まれ、漫画も英語で読み、テレビも英語の番組を見て、英語で楽しみ、英語で悲しみ、英語で情報を得、英語で育ってきたわけです。
我々ノンネイティブとの一番の違いは、英語に触れる時間数です。
であるならば、日本にいて英語力を身につけるために最も重要なことは、英語勉強の具体の方法やテクニックもさることながら、
英語に触れる時間を可能な限り多くすること。
実はこれが最も大事なのです。
いくら勉強の方法が優れていても、絶対的な時間数が足りなければ、リスニングもスピーキングも未熟なままです。
そのためには楽しくなければなりません。
では、私がとった主な方法を紹介します。
家にテレビを置かない
なかなか勇気のいることですが、私は実行しました。効果は絶大です。
つまり、ニュースは全てNHK WORLDで視聴する。
それとBBC、CNN、Googleニュースなどで世界や国内の動きの情報を得ます。
なぜこれが大事か?
それは、日本語で生活してしまう時間を知らず知らず増やしてしまうのが、「なんとなくテレビを観てしまっている」時間だからです。
受動的で、自ら情報を探す能力も阻害されます。
ドラマや映画、バラエティもオンデマンドなどで、英語のものを選んで視聴すると、「英語時間」を増やすことにつながります。
学びたいことを英語のYouTubeなどで学ぶ
現代は、何かを勉強しようと思ったら、大抵YouTube上に先生がいます。
日本語の動画だけだとクオリティも限られてしまいますが、英語で検索すると、とんでもない量の動画や優れた先生が見つかります。
自分が学びたいことには、集中力も動員されるものです。
私の場所、世界各国の観光地や世界遺産、ビデオ編集ソフトのチュートリアルなど、日本語で簡単に学びたいのをグッと堪えて英語のYouTube動画を探して、それを通して学ぶようにしました。
内容を理解したいので集中して視聴することができ、また中身も勉強になるという、まさに一石二鳥でした。
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趣味の動画も英語のものを選んで視聴する
私は音楽の熱狂的なファンです。
以前は音楽そのもののYouTube動画を視聴するだけでしたが、英語の勉強に本腰を入れ始めてからは、「音楽が三度の飯よりも好き」というパワーを、英語勉強に利用しようと考えて、例えば英米の好きなアーティストの海外テレビインタビュー動画などをYouTubeで観るようにしました。
「なんとなくテレビ観てる」に時間を取られていたときにはたどり着かなかった、好きなアーティストの貴重な肉声がとても新鮮で、「あー この曲はこういう風な想いで書かれたのかー」などと、より深く趣味を楽しむことができるようになりました。
英語のおかげで趣味の楽しさが倍増したのです。
これもまさに一石二鳥です。
目の開いてる時間、日本語を読まない。英語で読む。
文字情報でも、徹底的に日本語を排除しました。
何かを調べたいときは、英語でググり、日本語新聞を辞めて英字新聞を購読し、読書も日本語の本は排除し、洋書を持ち歩いて読みました。
ペーパーバックがボロボロになるくらい洋書を持ち歩き、エレベーターを待っているときや列に並んでいるとき、電車の中など、細切れ時間に英語の文章に触れました。
今は、書物を音声にしたこのオーディブルも活用できます。
⇒ Audibleの登録、無料体験などの仕方や、おすすめの英語書籍に関する参考記事はこちらです。
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まとめ
ここまで徹底的にやっても、ネイティブはそれより多く英語に触れています。
少しでも追いつくために、日本語を徹底的に排除し、英語の海にどっぷり浸かりましょう。
そうすると英語リスニングも上達し、表現の微妙なニュアンスまでわかる日が近づきます。